クリストファー・ランバート
エドガー・ライス・バロウズ
ヒュー・ハドソン

1983年の映画ですが、とても良い映画です。
ある若い貴族の夫婦の乗っていた船が座礁し無人島に行き着き、そこで男の子を産むが夫婦は亡くなってしまう。
男の子はゴリラに育てられターザンとなる。
しかし、無人島を訪れた探険家に発見され、両親の遺留品から貴族の孫とわかり、祖父のいるイギリスに連れていかれる。
彼は文明社会に慣れようと一生懸命努力し、その結果彼女も出来る。
しかし、とある博物館の除幕式に参加した彼は、育ての母であるゴリラが剥製になっているのを見て、その悲しみのあまり野性に戻ってしまう。
結局彼は文明社会を去り、故郷の無人島に戻る事を決意し、また、彼女もそこに着いていく。
彼女はあまりにも美しく高貴な雰囲気のままだったので、その後ジェーンになるとはちょっと想像できないが、ターザン役のクリストファー・ランバードはとても良い味を出していた。
特に文明社会に慣れようと努力していたが、慣れ切れず苦悩する部分に共感を覚えた。
また、愛する子供を亡くしたが、孫を発見し、その孫が文明社会や貴族とはかけ離れた状態にもかかわらず孫を愛する祖父の姿もとてもよかった。
切っても切れない自分の運命を感じさせられる、切ない映画です。
私は大好きです。