2005年09月21日

田舎のヤブ医者

ふと思い出した話。

うちの夫の実家(かなり田舎)の近所の医者の話。
一応産婦人科。
夫が小さい頃は子供が沢山いて、それはそれは妊婦と赤ちゃんでにぎわっていたらしい。

今は夫の故郷も老人ばかりでお産どころか、妊婦さえいない。
数少ない妊婦は隣の市の、人気の産婦人科に行っている。

現在は、産婦人科兼内科医として、近所の老人ホームと提携してやっているらしく、時々老人ホームの車が停まっている。
しかし通りすがりの者には、『病院つぶれたの?』位のさびれ放題だ。

数年前、子供が保育所の入所前健診で、その病院を役場から指定されて初めてその病院に行った。
もちろん、他の患者は全くいない。

なのに、すごーーーく待たされた。
いい加減待ったあげくに、奥からエラソーに、
え?あなたがセンセイなの?
と驚くほど老人のよぼよぼセンセー登場。

聴診器で2回、お腹の音を聞いて、あとは全く子供を見もせず
『見えてる。聞こえてる。はいお終い』
これで役場からいくらもらっているのだろう。

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夫の姉はそこで生まれた時、股関節脱臼になったと聞いた。
だから、季節の変わり目や梅雨は未だに痛いらしい。

その話を同じ町内出身のママ友達にしたら、私も!うちの兄弟姉妹も!親戚も!
と、そこの病院で生まれた赤ちゃんがかなりの数で股関節脱臼だった事が判明した。

赤ん坊をどうやって扱っていたのだろうか?
足でも持って振り回していたのだろうか?

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ママ友のご主人の、80歳過ぎのほぼ寝たきりのおばあちゃんを、そのセンセイが往診していた。
なぜなら近所で往診するのはその病院だけだから。

”いよいよ”の時が近いと聞いて、往診した先生は、苦しむばあちゃんを横目に
『今さらすることはない』と帰ってしまったと、お嫁さんであるママ友は憤慨していた。

そして、おばあちゃんは苦しんだあげく、翌日亡くなった。

その事を近所から噂を伝え聞いたセンセイは、何と家族が連絡をする前に、往診もせず、死亡診断書を書き、近所の人に届けさせたと言う。

スゴイ、この現代にこんな事が通用するんだぁと、一種のカルチャーショックだった。

田舎じゃ権力のある個人の力で、どうにでもなる、
この地方は何があっても不思議じゃない、とその時思った。


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